連日大雨が続くなかお盆が明けた8月18日19日、和歌山市で開催されたコンクールにマミバレエスタジオからも3人の生徒が出場、力試しをしてきました。

初めてコンクールに挑戦したのは2年前。コンクールってどんなものかも分からないまま、外の舞台に出てみようくらいの気持ちで出たものの、よく分からないままに玉砕。

そして、昨年は発表会もコロナで延期など、先の読めない情勢で、コンクールも相次いで中止となり、ある意味今回ちゃんとコンクールに出るぞ!と臨んだ初めてのコンクールのような感じです。

結果は優秀賞、奨励賞、努力賞をそれぞれいただきました。結果に関係なく、自分の出来に納得いった子、そうでない子、それぞれ三者三様の思いを抱いたことと思います。

今回指導していて、コンクール出場の意義を痛感したのは、一生懸命練習していた子達の注意力の強さです。

それでもみんな少しでも上手くなりたいという一心でうんと頑張ってくれました。

これまでもバリエーション大会には出ていましたが、よくも悪くも誰にも評価を受けないことで、失敗しても次に繋がらず、自分を変えていこうと言う気概が欠けていたように思えましたが、今回、コンクールに向けての練習は回を重ねる毎に一段飛びで上手になっていくことが何度もありました。

そしてそれは本人だけに留まらず、一緒に練習しているみんなにも大きな影響があったと思います。

実際教えている私自身驚かされることが何度もあり、ずっと見ていたい、いっぱい教えてあげたいという気持ちになり、夜遅くなることもしばしば(^_^;)

そうそう、和歌山ということもあって、海見えるかなー、美味しいご飯食べて帰りたいなーなんてちょっと行くだけでも楽しいから良いかーなんて思ってましたが、会場に入り、実際に他のコンクール出場者の様子を見たら、みんな急に落ち着かなくなり、妙にうろうろして、私も勝手を知らないコンクールなので、いっぱい時間を無駄にしてしまった感じです(^_^;)

こういうのもやっぱり慣れですね(笑)

コンクール出場に慣れるのはもちろん、同じコンクールに何度も出ることで、会場にも慣れ、時間配分もうまく出来るようになっていくんだと思います。

さて、今回コンクールに出て分かったことは、ちゃんと勝負するぞという心意気で臨むことは、発表会とはまた違った面で生徒の力を引き出すのだなということです。

発表会は何曲も踊って、ソロだけじゃなく、作品やコンテなど、みんなで踊ることもあります。それはそれで多くのことを学びますが、個人の力をぐぐっと伸ばすのはやはりコンクールの方がスゴいなと。

本番当日ですら、キレイな子を見ることで何か学ぶことがあり、真似してみようとか、あの子よりももっと!とか、上手くなることのビジョンが明確になります。

最近学校では勝ち負けや勝負することを避けぎみな傾向があると思いますが、上手くなりたい、上に行きたいと勝負することは、他人を蹴落とすことではなく、自分を高めるためにとても大事なことなんだと思いました。

思った結果が出なかった時も、それを次に活かしていこうという強さに変えていけるなら、その子はまだまだ伸びていけると確信しています。

一回りも二回りも成長して、また次回も挑戦していって欲しいです!

そして、来年の発表会、是非成長したみんなを見てあげて下さいね!